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渡戸スネークス10002003
永田台オックス少年野球部00001102
(P):宮下,白銀-(C):土井原

(Aコーチ A)

 

YBBLの本部大会1回戦、本当に悔しい敗戦となりましたが、
オックスらしい試合が最後までできた、素晴らしい試合でした。

 

相手は4年生時にYSWJで完敗した渡戸スネークスさん。
自分たちがどれだけ成長しているのか?
あの時感じた実力差は、広がっているのか、縮んでいるのか?

 

 

初回、アンラッキーなヒットで先頭打者の出塁をゆるし、
三塁までランナーを進められてしまいます。

 

ここでセンターへの大きな飛球、
練習どおりの無駄のない中継プレーでしたが、
本塁のクロスプレーは惜しくもセーフ、
先取点を奪われてしまいました。


その裏、オックスの攻撃。

先頭打者がきちんと出塁し、
その後、無死2、3塁とチャンスを迎えましたが、
相手の好守にも阻まれ、中軸で得点を奪うことができませんでした。

 

2回以降もランナーを許し、苦しい状況が続きましたが、
エースの気迫の投球にバックも応え、どうにか失点を防いでいました。

 

4回裏、先頭打者の4番のツーベースでチャンスを作りましたが、
いい当たりが正面を突くなど、あと一本が出ませんでした。

 

5回、不用意に先頭打者の出塁を許すと、
連打を浴びて追加点を許してしまいます。


さらに無死2、3塁、初回に犠牲フライを打たれている3番バッターを迎えました。

初回と同様に大きな飛球が今度はレフトへ・・。

 

打撃と同様に、変則的な投球フォームから繰り出された本塁への送球は、
またしても無駄のない中継プレーを経て、本塁クロスプレーに。

 

判定は間一髪アウト!!

 

ダブルプレーとなり、一気に流れを引き寄せたいところでしたが、
続く4番打者にしぶとくタイムリーを打たれてしまい、
状況を考えると、非常に厳しい追加点だったと思います。

 

これまで何度も不利な状況で、逆転劇を繰り返してきた選手たち、
集中力を切らすことなく、終盤への逆転に望みをつなぎ、
自分たちで声を出し合い、必死に食い下がろうとする姿が印象的でした。

 

その裏、まずは1点を返していこうと話をしましたが、
ランナーを出せず、二死。

 

打順が上位に戻ったところで、
きりこみ隊長のツーベースから、2死1、2塁とチャンスを広げます。

 

ここで、試合前の打撃練習でも調子のよかった3番が、
反撃ののろしとなるタイムリーヒット!!

待望の得点を奪うことができました!

 

6回
ここまで熱投したエースからマウンドを引き継いだ、
もう一人の小さな大エース。

 

本当に気持ちの繋がった、投手リレーだったと思います。
ランナーは出しましたが、わずか10球で抑え、攻撃へのリズムを作ります。

 

その裏、
四球やヒットで、1死2、3塁とチャンスを作ります。
内野ゴロに素早く反応した走塁が、相手の送球ミスを誘い、主将の魂のヘッドスライディングで
1点差に迫る、貴重な貴重な追加点!!!

 

なお、2、3塁と逆転のチャンスは続きましたが、
追加点を奪うことはできませんでした。

 

最終回
この回も気迫の投球ながら、冷静に相手の攻撃を3人で終わらせ、
逆転に向けた攻撃に流れを作りました。

 

最終回の攻撃は1番からの打順でしたが、
反撃及ばず、惜しくも試合終了となりました。

 

 

去年のYBBL秋季大会、1つ上の先輩たちがベスト4に残り、
保土ヶ谷球場に駒を進めたものの、あと一歩及ばず、
決勝に進むことができませんでした。

 

先輩たちとともに頑張り、悔し涙をともにしました。

 


新チームの結成時、目標を問われると、
「去年のチームが負けたところに全部勝って、リベンジをする」
「保土ヶ谷に忘れたものを必ず取りに行く」

勝つ喜びを知り、負ける悔しさを知る選手達は、
口々に高い目標を掲げました。

 


あれから・・半年、1年があっという間に過ぎました。

 


春のYBBLでは、優勝候補がひしめくブロックとなり、
ブロック突破が危ぶまれましたが、
昨年の春季のYBBL本部大会で敗れたチームを相手に、
見事に大金星をあげ、しっかりと目標どおりにリベンジを果たすことができました。

 


秋の気配を感じるにつれ、それまで課題だった精神面に成長を感じる場面が増えてくると、
エースの怪我からの復活もあり、段々と安定して力を発揮することができていく試合が多くなりました。


この試合の内容からすると、
4年生の時に感じた実力差は確実に縮まっていたと、
胸を張って言えると思います。

 

試合の中で見せた安定したプレーは、
まさに練習の成果のたまものだと思います。

 


試合の終了と同時に、一斉に泣き崩れた選手達。


先輩の忘れ物を取りに行くことはできませんでしたが、
普段の練習の成果を本当に表現してくれたと思います。


試合後、ホームベース付近のグランド整備をしていたコーチは、
グランドに一列に落ちたオックス選手の涙の跡を目にし、
何とも言えない気持ちになったそうです。

 

選手たちがグランドに落とした涙や汗は、
決して無駄になることはなく、必ずこの先の人生にいい影響を与えてくれると思います。


泣きながらも、試合後の挨拶など気丈にふるまった主将を中心に、
本当に素晴らしいチームになったと思います。


思う存分、泣きましたので、次は南区の大会で優勝し、
勝って泣きたいと思います!

 

気持ちを切り替えて、頑張ろう!!!!!